写真は“都道府県選挙管理委員会連合会”が月刊で発行している選挙関係の専門誌です。
 その1月号に、日本経済新聞論説委員長の芦川洋一さんが、「民主党政権 失敗の教訓」と題した文章が載っています。
 教訓は三つありますが、それぞれの項目の中で、私が印象的に感じた部分をごく一部ですが紹介します。
 教訓その1:理念を共有化する
 理念的な一致が必要という民主党の失敗の教訓をさらに延長すると、ひとつの政治的な理念型が浮かんでくる。それは政策による政党の再編である。
 その場合、再編の軸になるのは経済で、市場重視か再分配重視かによって、自民、民主両党内を交通整理するのが適当だ。

 教訓その2:リーダーを育てる
 菅直人元首相も東日本大震災への対応で、官僚機構との溝が広がり、官をうまく使えず後手に回ったとの批判を招いた。「役所のブリーフィング(説明)にも黙って聞くことができず、途中で決まって反論し、やりこめてしまおうとする。しかも、しばしば怒鳴り散らす」と、ある秘書官があきれていたように、官僚を信用しないことでは徹底していた。(中略)
 民主党の幹部クラスに共通したのは、弁活さわやかで、人前で解説・説明することにはたけていたことだ。ただ、人を動かす人情の機微には、うとい。だから、チーム力が発揮できない、個人の力はそこそこであっても、それが束ねられなければ、全体としての力は決して強くならない。

 教訓その3:合意形成の技をみがく
 政治には合意形成に向けた手続きが固まっていなければならない。それを確立できないまま政権を担当したところに民主党の限界があった。
 そして、まとめとして次の文章で終わっています。
 とりわけ2009年総選挙で落選し、今回復活した議員にとっては政権党としてのうまみをいかに味わうかに関心がいく。政権党の罠(わな)にはまると、09年総選挙のときのように、必ずや有権者の指弾を受ける。自民、民主両党ともそれぞれの失敗に学び合いながら、新たな政党政治の型を探っていくしかないだろう。
 もちろん、国会レベルの内容ではありますが、いずれも適切な指摘であると思います。私たち都議会議員も含めて、深刻なまでに反省し、厳しい状況の中で、半歩、一歩と進んでいかなければなりません。
 その行動、活動が最初に試されるのが都議会議員選挙であると認識して奮闘努力していきます。

2月21日(木曜日)

民主党政権
失敗の教訓


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