都議会議員として東京都の予算とその使い道を把握していることはもちろんですが、選挙区である杉並区のそれらの概要を知っておくことも重要です。
 特に東京都と23特別区との関係は、道府県と市町村とのそれとは異なっており、「都区財政調整制度」という中で、皆さんがお支払いをいただいている税金を配分しています。
 私は区議会議員を22年間、都議会議員を8年間、合計で30年間にわたり務めさせていただいていますが、この特別な制度については、都から区への権限移譲などを一層進めることが必要と思います。
 ただ、納税者である皆さんは、“今日は杉並区民、明日は東京都民”として生活をし、仕事をされているわけではありません。大切なことは、お預かりをしている税金(都民税でも区民税でも)が無駄なく有意義な使われることです。
 要するに納税者の皆さんからすれば、例えばひとつの福祉施策を実施するときに、それを都が行っても、杉並区が行っても、あまり関係ないわけで、繰り返しますが、大切なことは効率的な行政運営(より良いサービスをできる限り少ない経費で提供する)”です。
 その意味では、長年の経験からしても、“より身近なサービスはより身近な行政が担う”となります。一例ではゴミの収集・運搬の業務移管があります。
 東京都の清掃局から23区にこの事業が移管されて十数年になりますが、もしも、どちらがやっても、サービスや経費が同じならば、都清掃局のままで良かったはずです。
 そうではなくて、杉並区などの23区が収集・運搬事業を担うことで、少なくても区民の皆さんから“区が引き受けてくれて良かった”と感じてもらわなければ、移管したことに価値がありません。単なる役所同士の“縄張り争い”になってしまいます。
 私も意識して考え、行動していますが、両方の立場が良い意味で分かりますので、前述の「原点」を忘れないようにしています。区長会の皆さんの予算要望などをお聞きするときなどは特に注意しています。
 いずれにしても長い間、区議会、都議会に席を置かせていただいている立場からは、さらにバランス感覚を研ぎ澄ませて、都民、杉並区民の皆さんの福祉向上に奮闘努力してまいります。
(写真:前区長の山田宏さんのときから、区役所の玄関横に国旗と区旗が毎日掲揚されるようになりました)

2月7日(木曜日)

都と杉並区との
役割分担は


(写真クリックで拡大)