11月23日(金曜日) 江戸を知り東京を考える
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 写真の3冊の文庫本の著者は左から、山本博文さん(東京今昔・江戸散歩)、大石学さん(大江戸「事件」歴史散歩)、杉浦日向子さん(一日江戸人)で、どなたも江戸時代に関することのエキスパートで、数多くの著書があります。
 杉浦日向子さんは以前、NHKの“コメディお江戸でござる”「杉浦日向子のおもしろ江戸ばなし」で、江戸風俗研究家として、劇中の職業や商売、日常生活、町人文化などを解説していました。私もこのコーナーは大好きでした。
 さて、今日のタイトルですが、上述の江戸散歩のサブタイトルにも“東京で江戸を見る”とありました。江戸と東京の順序が逆ですが、同じような意味と思います。同書の帯の部分の“高層ビルの向こうに江戸が見えてきました”も素敵な表現です。
 ただ、当時の江戸の範囲は極めて狭く、今の23区の中でも文字通り“都心区”が中心ですから、杉並区内での散歩も事件もありません。唯一、区内堀ノ内の妙法寺の落語“堀之内”は有名ですね。
 いわゆる“江戸ブーム”は長く続いているようですが、そこには、豊かではなかったが、お互いに助け合い、物を大切にし(究極のリサイクル社会)、いきいきと生活していた“庶民”をうらやむ気持ちさえあるように思えます。