今までに、イスラムやムスリムについての書籍を数十冊読んだと思います。
 はっきりとは覚えていないのですが、最初はユーゴスラビア連邦が崩壊して、イスラム、カトリック、東方教会など、それぞれが信仰している宗教グループに別れて殺戮が行われたことに関心があったからだったと思います。
 ですから、宗教関係の本もかなり読みましたが、特殊なものを除けば、キリスト教もイスラムも仏教も、とても良い教えでしょう。
 近年はイスラム過激主義(原理主義ではない)の影響もあり、何となく“イスラムは恐い”というイメージがありますが、本来は慈悲深く優しい宗教と、仏教徒である私も思います。
 さて、今回紹介する文庫本の副題が今日の記事のタイトルです。また、表題は写真のように「神の棄てた裸体」で、著者の石井光太さんは世界の貧困地域の実態を取材した数多くの著作がある方だそうです。
 インドネシア、パキスタン、ヨルダン、バングラデシュ、イラン、アフガニスタンなど、イスラム諸国の最貧困層の「性」を赤裸裸に描いていきます。
 途中読むことをやめようと思う描写も少なくありませんでしたが、この視点からイスラムを知ることも大切と思い進めました。
 イスラム過激派を擁護するものではまったくありませんが、貧困からの脱出が、イスラム諸国やムスリムたちの将来を開り拓く第一歩のように思いました。

11月17日(土曜日)

イスラームの夜の歩く

(写真クリックで拡大)