昨日に続いて事務所の研修生、ディコフ・マリアさんの視察同行レポートです。今日は区内永福にある「東京都立永福学園就業技術科」の報告です。
2006年10月12日に東京都立永福学園養護学校高等部就業技術科が創立された。人権を尊重し、障害の状況等に応じた専門的な教育を介護士と協働することにより、誠心誠意の態度のある学校の実現を目指すと共に、地域の一員として社会参加や自立する生徒の教育を目指している。
生徒たちは民間に就職出来るよう校内の教科の学習をする中で、社会生活に必要な知識も身につけるとのこと。生徒それぞれが合う仕事を見つける為に、一年次に校内に5つに構成されている分野のトライアル実習を行なっている。二年次には、二つに別れている職業教育系列の流通・サービス系列か家政・福祉系列のどちらかを選び、学年の終わりでさらに細かい職業コースを選び学ぶ。加えて、生徒が独居できるよう家庭科教育がある。
高等部見学日は年11回実施している。小林校長によると、2012年に見学者数が900人も超えた。その中の入学希望者も少なくないと言われるが、三学年の生徒数が300人に限られている。
生徒それぞれを支援できる様に、学級の定員は10人に設定されている。
なぜか男性生徒の比率が70%で高い。
2011年の永福学園高等部の就職率は96%であった。上述した障害者等就労支援事業所と同様にサービス系列の事務情報処理関係に就職することが最も多い。また、ロジスティクス関係の仕事につくことも少なくない。

現在、アジアの中では日本の障害者支援施設が欧米の支援スタンダード推進している国であるが、世界中の国々と比較すれば、障害者支援施設はまだ遅れていることが明らかになる。
ドイツにおける障害者支援の例をあげると、障害の種類とその程度を区別する上で、政府、財団法人、NPOに設置されている支援施設が何百もある。ドイツ全国の障害者支援施設が労働社会省の障害局に管理されている。その為、それぞれの施設の行為に対する情報も流れており、障害者がお互いに協力できる便利なコミュ二ティをつくる事が出来たと言う。2009年にWfBMというドイツ全国の最大財団法人が700地点で27万5千人の就労支援を行なっている。
日本政府が海外から学ぶとすると、現在より有効な支援ができるようになりそうだ。

8月17日(金曜日)

ドイツ研修生の
レポート(その2)


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