2月17日金曜日、東京都動物愛護相談センター(世田谷区八幡山:右の写真後ろは千歳清掃工場)へ視察に行ってまいりました。今回の視察は、台北駐日経済文化代表処(中華民国の大使館に相当)のご紹介で、台中市議会議員の高基讚さんから依頼があったからです。
 高さんは、台湾での深刻な野良犬対策を考えるため視察を希望されたそうです。また、彼は先月の立法院選挙で3議席を獲得した李輝登さんが率いる台湾団結連盟に所属されています。
 このセンターは、「狂犬病予防法」、「動物の愛護及び管理に関する法律」、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」、「東京都動物の愛護及び管理に関する条例」、「化製場等に関する法律」に基づいた仕事を行うために設けられた施設だそうです。
 視察の結果、人と動物の共生を目指して、センターがさまざまな取り組みをしていることがわかりました。動物教室、イベントへの参加、犬のしつけ方教室などの動物愛護精神と適正飼養の普及啓発活動のほか、動物の保護と監理、共通感染症の予防、調査、措置などです。
 それから、成果としては、現在犬の登録数の約7割が狂犬病の予防接種をし、また捨て犬は激減し、その結果、殺処分される犬の数も激減したそうです。
 現在犬を手放さなければならなくなる理由の多くは、高齢者が施設に入ることになり、犬を連れていけなくなる場合だそうです。なるほど、今の日本の現状ではそうなるなあと感じました。
 ただ、愛するペットと離れるのは、仕方がないこととはいえ、非常に悲しいことだろうと思います。救いなのは、それらのペットは、噛み癖があったり、重い病気がない限りは、第3者に譲渡される場合が多いそうで、殺処分にはほとんどならないことです
 当センターには、獣医が20人ほどおられ(写真は所長)、その任にあたっていらっしゃるそうです。皆さん、動物を愛する方ばかりで、殺処分するために獣医になられたわけではないとおっしゃっていました。人との共生を目指してセンターは、日々頑張っています。
 今回の視察が台湾での施策に有益になることを期待しています。

2月20日(月曜日) 動物愛護相談センター
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