一昨日お伝えした台湾(中華民国)総統選挙に続いて、同じ日に投開票された「立法院」選挙について今日は報告します。
 台湾の立法院は日本の「国会」にあたるもので、1院制であり、定数は113名です。私の記憶では4年前の前回の選挙からこの定数になりましたが、それ以前は2倍の定数だったと思います。ダイナミックな削減ですね。
 また、立法院の選挙制度はわが国と似ており(詳細は異なります)、小選挙区で1票、比例区で1票を投じ小選挙区では73議席、比例区(海外華僑を含む)では34議席が決まります。それから、この国の独特な制度として“少数民族”の指定議席が六つあります(平地3、山地3)。
 それで、選挙結果ですが、おおむねの予想通り、中国国民党が現有議席を減らしたものの過半数を維持しました(64議席)。総統選挙同様、昨年の12月に台北市内で少なくない皆さんに聞いてみましたが、ほぼ全員の方が言っていたとおりになりました。
 ただ、4年前の選挙以降今日までの補欠選挙では、国民党はほぼ連戦連敗でしたので、議席が減少したとはいえ“善戦”だったのかもしれません
 また、台湾での国会と総統(大統領)との力関係はアメリカとのそれと比べて、総統側がそれほど優位に立っているわけではありません。その意味でも国民党が過半数を確保したことは、馬英九総統も安定的な国家運営が可能となるのでしょう。
 それから、改選前には議席がなかった親民党(総統選挙に立候補して惨敗した宋楚瑜さんが党首の政党)と台湾団結聯盟(元総統の李登輝さんを指導者と仰ぐグループ)が、それぞれ3議席を確保しました。
 なお、今日の写真の説明ですが、4枚とも新北市で撮ったものです。上の写真を見ていただければ分かるのですが、国民党、民進党ともに総統選挙候補者と立法院選挙候補者が“コラボ”しています。下の2枚は新北市議会のエントランスと議場です。
 新北市は一昨年まで「台北県」と称していましたが、その後に直轄市となり名前が変わりました。台北市をぐるりと囲んでいる自治体で、人口と面積は台北市を上回っていて、その数字では台湾最大の都市になっています。
 かつて、都議会民主党日台友好議員連盟で訪問したことがあります(台北県議会の時代)。その議会は台北市から淡水を渡ったところにあり、これからの発展が期待されている都市でもあります。

1月18日(水曜日) 台湾立法院選挙の結果
(写真をクリックすると拡大します)