私の人生の中でもっともお世話になり、ご指導をいただいたお二人の大先輩が同じに日にご逝去されました。
宇佐美忠信さんと芦田甚之助さんで、ご両名の略歴は上の新聞の切り抜きを拡大してご覧ください。
今から30年近く前のことになりますが、私はイトーヨーカドー労働組合からゼンセン同盟(現在はUIゼンセン同盟)本部の流通部会に出向を命じられました。
わずか1年間の専従生活でしたが、市ヶ谷にあるゼンセン同盟会館での活動では、数多くの組合指導者の方々と親しくさせていただくことができました。
そして、このときの会長が宇佐美さん、書記長が芦田さんでした。宇佐美さんはいつも優しい表情をされていましたが、その眼の奥の輝きは鋭いものがあったように記憶しています。
また、芦田さんは新潟訛りが印象的でしたが、話されたことがそのまま原稿になるほどで、私もそのようになりたいと努力しましたが、もちろん、遠く及びませんでした。
その後、いったん出身組合に戻り、昭和58年に杉並区議会議員に立候補、初当選して現在に至っていますが、ゼンセンでの経験と人脈が議員活動にも大きく役立ってきました。
お二人のご薫陶にお応えするためにも、都議会議員として奮闘努力を続けてまいります。安らかにお眠りください。合掌。