3月11日に発災した東日本大震災の影響で、東京は今夏電力不足に陥ることは皆さんも既にご承知の通りですし、私のホームページでも数回にわたりそのことに関する記事を掲載しています。
 国は 「夏期の電力需給対策について」で、大口需要家(契約電力500KW以上)には15%削減義務を負わせ、政令で罰則を規定しています。また、小口需要家と一般家庭には15%削減要請を出ています。
 計画停電にならないよう私たちは夏の電力使用を控えていく必要がありますが、一方、都民の皆さんの健康を守ることも極めて重要です。
 現在空調の設定温度を28度にしている事業所は多いと思います。設定温度を28度にするということは、実際の室温は28度以上になっている可能性があります。
 しかし、労働安全衛生法では、「空気調和設備を設けている場合は、室の気温が17度以上28度以下および相対湿度が40%以上70%以下になるよう努めなければならない」と規定しています。
 つまり室温が28度を超えると働く環境としては望ましくないということになります。働く皆さんの健康を害してまで室温をあげてよいのか疑問です。
 とはいうものの、電力不足は深刻です。今年は非常事態ですから、ぎりぎりまで協力しなければなりませんが、健康を確保するための手立てを省エネ対策と平行して行なわなければならないと考えます。
 水分の補給を十分行なうことやクールビズを徹底すること、扇風機を使うなど健康を確保するための創意工夫が求められます。暑い中での作業は疲弊しますから、例年以上に休息をとることも推奨します。
 事業主は真剣に従業員の健康に留意していただき、私たち一人ひとりも十分注意する必要があるでしょう。
(写真:都議会議事堂北側入り口に告知してある節電についてのお知らせ。話題になっている午前7時30分出勤も書いてあります。拡大してご覧ください))

6月14日(火曜日)

節電対策と健康確保

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