日本映画の歴史でも不朽の名作となった、「ALWAYS 三丁目の夕日」と「ALWAYS続・ 三丁目の夕日」ですが、その新作が公開されるようです。
 詳しいことは分かりませんが、すでに「ALWAYS 三丁目の夕日’64」とのタイトルでホームページが公開されています。それを見ると、“あの日、東京に世界が集まった。”とのコピーがあります。
 設定は昭和39(1954)年ですから、上記の表現はもちろん、東京オリンピックのことですね。私は小学校4年生でした。なお、この映画の公開は来年で、いま注目の3Dで編集が進んでいるようです。
 さて、冒頭2作品の時代設定は昭和33年と34年となっています。ですから、少し足りないのですが、当時は時代の流れが今日のように速くなかったですから、ほぼ私の小学生であったときと重なります。
 ですから、「ALWAYS 三丁目の夕日」のコピーにあるように、“携帯もパソコンもTVもなかったのに、どうしてあんなに楽しかったのだろう。”という意味はよく分かるのですが、だからといって、「昭和30年代に戻りたいな」と思う人はいないでしょうね。
 携帯もパソコンもTVも、一度手にして使っているものを手放すことはできません。便利な社会だからこそ、そうでなかった時代を懐かしむことができるような気がします。“あのころは良かった”と。
 話題は異なりますが、先日、菅直人首相が浜岡原発の運転停止を中部電力に申し入れたとき、スズキの会長兼社長の鈴木修さんは、菅さんの決断を評価したうえで、自社の生産活動への影響などについて次のように語っていました。
 「大きな問題にならないようにみんなで協力してやっていけばいい。生活を切り下げ、質素、倹約をしていくべきだ。首相は記者会見の時に、国民に生活様式を変えてくださいと広く訴えるべきだった」。(読売新聞) 
 日本を代表する自動車メーカーの責任者がこんなことを言って大丈夫なのでしょうか。少し心配してしまいます。
 しかし同時に、この発言の内容を実現させることが、わが国を救う唯一の選択のような気もするのですが・・・。

6月9日(木曜日)

三丁目の夕日には
戻れない


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