写真は先日所用で川崎に行ったときに撮ったものです。場所は産業道路で、名称の通り、数多くのトラックが走り抜けていました。
 さて、タイトルの「政官業癒着の象徴」とは全日本トラック協会のことで、民主党が昨年夏、政権を獲得する前の野党時代、声を大きくして主張していたことです。
 具体的な批判の内容は、約180億円の交付金が都道府県から地方のトラック協会に与えられ、その中から約45億円が本部である全日本トラック協会に“上納”されるシステムのことでした。
 当然に当時の自民党と協会は“癒着”を深め、関係官庁から協会に天下りを受け入れ、各種パーティー券の購入や献金を行っていたわけです。
 それでは、政権交代が実現してこの“象徴”の構造は改革されたのか。残念ながら、協会は民主党に異常なほど急接近して上記180億円の交付金は継続されました。また、党内には「トラック議連」設立され、金銭的な支援も地方を中心に行われています。
 私はトラック協会との関わりはありませんが、長く続く不況・不景気の中で、各地域で懸命に頑張っている企業経営者の皆さんの苦労は大変なものがあると思っています。同時に、厳しい労働環境で働いているドライバーの皆さんの現況も理解しているつもりです。
 しかし、昨年の都議会選挙や衆議院選挙で本当に多くの方々から、「変えてください」と手を握って訴えてくれた熱い想いを私たちは活かしているのでしょうか。政権を維持することは重要ですが、だからといって1年前まで“癒着の象徴”と指摘していた団体との距離感を保つことを忘れてしまったのでしょうか。
 先日のテレビ番組で、写真家の浅井慎平さんが、「これでは、オフェンスとディフェンスが交代しただけで、やっていることは同じ」と言われていました。特に上記協会のことを指摘したわけではありませんが、意味することは痛いほど良く分かります。
 現在の内閣や民主党支持率の低下は深刻な問題ですし、その主な原因は日々報道されていることなのでしょうが、一例として今日お伝えしたことなどが、ボディブローのように影響しているようにも思えるのです。

12月27日(月曜日) 政官業癒着の象徴が
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