先週の10日、大阪地方裁判所は、厚生労働省の元雇用機会等・児童家庭局長、村木厚子さんに無罪の判決を出しました。
 大阪地検は2週間以内に控訴するかどうかを上級庁と協議して決めますが、今回の判決内容からその可能性は極めて少ないと思います。大阪地検特捜部の完全な敗北だったでしょう。
 さて、事件の詳細については、新聞やテレビで報道されましたので割愛しますが、写真の文藝春秋の独占手記(取材・構成:江川紹子さん)を読んでも、検察のずさんな捜査が良く分かりました。。
 ご本人は「もう少し丁寧な捜査をして欲しい。これ以上、私の時間を奪わないで欲しい」と言われていますし、長妻昭厚生労働大臣も「控訴がない場合は復職して、それなりのポストで処遇したい」とコメントしています。いずれも、当然のことでしょう。
 ところで、今回の事件は本当にキャリア官僚だけをターゲットにしたものだったのでしょうか。私はそのように思えないのです。
 では本命は誰だったのか。それは、民主党の石井一参議院議員ではなかったのかと感じるのです。
 彼は今回の郵便割引制度の偽証明書発行事件で、任意で事情を聞かれていますが、被告人になっているわけではありません。ゴルフ場でのアリバイのこともご承知の通りです。
 しかし私は、彼に対して大阪地検(特捜部)内で特別な“感情”があり、何としても被疑者として逮捕し、有罪を求刑しなければという、焦りがあったように思うのです。
 もちろん、地検全体ではなく、一部の表には出ないグループが特定の意志によりということです。
 以前のことですが、親しくさせていただいている副大臣がそのグループ内部で、「司法試験に合格しても、判事(裁判官)や弁護士にはなるな。検事を目指せ」と要請されていると教えてくれました。
 上記のことは“推測”にしか過ぎませんが、日本の民主主義にとって、重大な問題かも知れません。

9月14日(火曜日)

村木さんの無罪
と検察


(写真クリックで拡大)