一昨日もお伝えしましたが、現在、都議会民主党では来年度東京都予算に対する各種団体のヒアリングが続いています。
 今日で4日目、来週の水曜日までの日程ですが、昼食休憩と3時の20分間休憩はあるものの、20分ごとの連続ヒアリングへの対応はエネルギーが必要です。
 もちろん、この猛暑の中、逆に20分の説明のために都議会まで来ていただいている皆さんのことを考えれば、私たちはしっかりと要望をお聞きしなければなりません。
 さて、写真は一昨日にヒアリングが行われた、「東京盲ろう者友の会」の皆さんです(プライバシー保護のために一部画像処理しています)。
 中央立っているのは、冒頭挨拶する私ですが、盲ろう者の方々は“通訳”を介してその内容を理解されますので、ゆっくりと分かりやすくお話をしています。
 ところで、意外と知られていない盲ろう者のことですが、友の会のホームページでは次のように紹介しています。
 「目(視覚)と耳(聴覚)の両方に障害を併せ持つ人」のことをいいます。 盲ろう者は日本全国に2万3200人程と推計されています。 盲ろう障害は、目と耳という人間の主要な二つの感覚機能に障害を併せ持つため、 情報入手・コミュニケーション・移動など、様々な場面で困難が生じます。 したがって、従来の「視覚障害」や「聴覚障害」といった単一障害に対する支援のみならず、「盲ろう」という障害の独自性に応じた支援が必要になります。
 さらに盲ろうの世界が分かりやすく書かれています。
 もし、あなたがテレビを見ていて、いきなり画面が消えてしまい、スピーカーの音だけが聞こえる状態になったとします。これは、「盲」の人が経験している認識世界に似ています。逆に、テレビの音が消えてしまい、画面だけが映っている状態になったとすると、それは「ろう」の人が置かれている状態だと言えます。では「盲ろう」とはどのような状態でしょうか。それは、今の例で言えば、テレビの画面を消して、同時にスピーカーの音も消してしまった状態、要するにテレビのスイッチを切ってしまった状態だと言えます。盲ろう者の前方には、「永遠に続く静かな夜」が広がっているだけなのです。
 このように、盲ろう者は、「光」と「音」が失われた状態で生活しているため、独力でコミュニケーションや情報入手、移動ができない、あるいは極めて困難な状態に置かれています。
 つまりこれは、コミュニケーションできる相手が制限され、入手できる情報も制約され、そして、自由に移動することができない状態であり、まるで牢獄に閉じこめられているような生活です。目には見えない「透明な壁」に幽閉されている状態です。多くの盲ろう者はこのような「牢獄」から抜けだし、社会の中で精一杯、力を発揮したいと望んでいます。学び、働き、交流し、皆と共に暮らすという、生きている実感のある人生を送りたいと願っていす。

 私はこの日初めて「指点字」を目の前で見ました。一般的な紙上の点字とはまったく異なるものです。
 東京都内には、8百数十名の盲ろう者がいます。他の障害に比べて大きな数ではありませんが、だからこそ、適切な対応が求められていると思いますし、その実現に向けて頑張ります。

9月3日(金曜日)

東京盲ろう者友の会

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