このところ、明後日から参議院選挙のこともあり、政治や政党活動の話題が続いていました。
 今日は写真の単行本のことです。タイトルは「憚りながら」、著者は後藤忠政さん、出版社は宝島社で価格は1500円(税込)です。
 新聞広告などによると、かなりのベストセラーになっているようです。評論家の勝谷誠彦さんは、ご自分の有料配信メールで、“この本を読まずして日本の戦後は語れない”という趣旨のことを書いていました。
 著者の後藤さんは現在得度して“忠叡(ただえい)”となっています。ご承知の皆さんも多いと思いますが、現役時代は山口組傘下の中でも最強の武闘派といわれた「後藤組」の組長でした。
 さて、この本を読んだ感想ですが、“ここまで書いて大丈夫なのかな”ということでした。特に、創価学会との攻防(第4章)の内容は非常に興味深く、かつて民族団体が日蓮正宗大石寺を執拗に攻撃したいた背景も良く分かりました。
 また、この章の最後“国家に入り込んだ宗教”では、彼のべらんめえ口調で考え方が披露されています。
 ほかにも、バブルの勝者(第8章)、政界の品格(第9章)、引退の決意(第11章)などが印象的でした。
 もちろん私は、元極道のヤクザの親分を褒め称えているわけではありません。でも、そのような人生を送ってきたからこそ、そして、今は仏門に入ったからこそ、語る内容、文章に説得力があるようにも思えるのです。
 最後のページには次のように書かれていました。
 後藤氏に対する本書の印税は、その全額が高齢者福祉及び児童福祉のために寄付されます。

6月22日(火曜日)

憚(はばか)りながら

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