写真は先週、国会議員会館に所用があり、そのときに撮ったものです。左の写真は国会議事堂側(東側)から、右のそれは都立日比谷高校側(西側)からショットです。
 写真左の手前が現在の国会議員会館(衆議院第一)、その後ろが新しい議員会館です。西側からの写真ですと新館(左から参議院、衆議院第二、同第一)だけが見えます。
 本体の建設工事はほとんど終わっているようです。12階建ての建物ですが、一部屋あたりの占有スペースは広くなると聞きました。衆議院は6月から、参議院は7月の選挙が終了した後、引越しが行われる予定です。
 さて、私はこの建物を見るたびに、「狭い議員室を拡張するのは理解できるけど、国会自ら決めた『首都機能移転』はどうなっちゃったのかな」と思います。
 1992年のことになりますが、「国会等の移転に関する法律」が議員立法で成立しました。そして、法律に基づいて審議会が、「栃木・福島」「岐阜・愛知」「三重・幾央」の3地域を移転候補に決めています。
 その目的は、東京一極集中を解消して、地震など大規模災害から首都機能を守るということでした。今流に言えば、「危機管理」ですね。その後は景気・経済が悪化して、法律は廃止になっていませんが、目立った議論も行なわれておらず、“開店休業”状態が長く続いています。
 また、東京都では石原知事を先頭に、このことについては強く反対してきましたので、正直なところ、現在の状況が継続することを否定するものではありません。
 ただ、上記3地域の自治体などは悲惨です。なんとなく、“人身御供”にされてしまったようにも思えます。救済措置が必要かもしれません。
 いずれにしろ、新しく建てた議員会館は数十年使用するでしょうし、候補地のジレンマもこのままでは解消できません。であれば、法律そのものを廃止するべき時期に来ていると思います。

2月8日(月曜日) 首都機能移転はどうした
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