平成17年9月4日の夕方から5日未明にかけて、妙正寺川、善福寺川上流部を中心に時間最大100mm以上の激しい雨が降り、新宿区・杉並区・中野区だけでも3346戸の家屋が浸水したことは、皆さんもまだ覚えていらっしゃるかと思います。
 善福寺に住む事務所スタッフの話では、善福寺川がみるみる増水し、水が歩道や住宅地に溢れ出てきたということです。私の住む成田地域も増水し、浸水した家屋が数多くありました。
 この水害被害により、東京都は国から、この両川の激特事業の採択を受け、現在河川整備事業を実施しています。ところで、激特事業とは、正式名を「河川激甚災害対策特別緊急事業」といい、浸水家屋2000戸以上の被害が発生した地域に、約5年間で緊急河川整備を行い、災害の再発防止を図る国の補助事業のことです。
 杉並にかかわる事業では、「和田堀第六号」と呼ばれる、和田堀にある野球場の調整池としての掘り込み作業が終了しています。また本村橋近辺の護岸整備も終了しています。現在、済美公園のところで、親水効果を生むため、河川幅を広げ、緩やかな傾斜をつくり、そこに芝を植え、水辺に向かって座ったりできるスペースをつくっています。
 河川全体で、幅を広げ、川底を掘り下げ、河川の容積を大きくするなどの護岸整備をすることで、水害の被害を小さくしようとしています。しかし、護岸整備区間が長いことと、時間がかかるため、今回、善福寺川緑地公園内に新たに調整池を作ることとなりました。
 写真が、その予定地となるところです。平成22年度に「基本設計」を行い、さらに水利実験を行う予定だそうです。そして平成24年に工期が始まり、完成までに3〜4年かかる見込みです。
 東京都は、調整池としてただ穴をあけるのではなく、公園としての機能を損なわないようにするため、一端穴を掘った後、柱を立て、上にふたをすることにしています。公園利用者にはしばらくご不便をおかけしますが、水害対策としてご理解いただきたいと思います。
 気候温暖化の問題にも取り組みながら、水害被害をなくしていきたいと考えています。

1月26日(火曜日)

善福寺川緑地に
調整池を


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