写真は先週金曜日深夜に、都庁第一庁舎5階大会議室で開かれた「2016年オリンピック・パラリンピック開催地決定を迎える会」です。
 中央の方は佐藤広副知事で、招致に向けての最後の挨拶を述べられています。私は佐藤さんのすぐ後ろに座っていましたが、彼を含めて3人の副知事を始め、会場満杯の皆さんが出席されていました。
 結果についてはご承知の通りですが、私も落選の瞬間、大変残念な思いでいっぱいでした。
 特に私は、昭和39年(1964年)に開催された東京オリンピックを体験(当時小学校4年生)しています。そして、その貴重な感激を子どもたちに与えたいという気持ちで招致活動に参加してきましたので、悔しさは人一倍だったと思います。
 また、その招致活動ですが、都庁の担当セクションの皆さんは、とても熱心に活動を進めてこられました。ただ、各種イベントなどに積極的に参加してきた一人の都議会議員として、主催者や関係者の熱意と都民のそれとの間には、少なくない距離が存在していたようです。このことは、身内の方々も分かっていたでしょうが。
 それから今後のことです。まず、今回の反省を行なうこと、招致準備に投資した経費を明らかにすることが重要です。私も五輪特別委員会の委員ですから、必要であれば委員会で質問を行います。
 もう一つの問題は、次の大会(2020年)に再チャレンジするかどうかです。石原知事は検討すると言っています。私は再挑戦すること自体は否定しませんが、少し時間をかけることも必要と思っています。
 すなわち、1年半後に迫った都知事選挙に委ねることが良いと考えています。そのときの知事候補者の政策と都民の選択に任せるということです。
 もちろんこの場合、2020年招致を目指すことは時間的に不可能になります。しかし、今回の「なぜ東京で、なぜ2回目なのか」という最大の疑問にしっかりと答えるためにも、上記のような選択が適切と思います。
 さて、ブラジルの大統領のメッセージを。「ブラジルの経済は力強い。我々はもはや二流国ではなく、五輪を開催するに値する」(朝日新聞より引用)
 今から50年以上前、東京に招致が決定したとき、当時の日本国民は同じ思いだったのではないでしょうか。その意味では、日本人のブラジルへの移民が始まって101年目の今年に、その国の最大都市での五輪開催が決定されたことは歓迎すべきことでしょう。
 ですから、今回の敗因を分析することは大切ですが、投票結果(南米大陸初のオリンピックへの期待)やお世辞抜きの東京のプレゼンテーションの優秀さを見れば、あまり深刻に考えることは、かえって責任の押し付け合戦になってしまう可能性があります。
 もちろん、貴重な都民税が使われたのですから、繰り返しますが、招致経費を明らかにする必要はあります。特に広告代理店にどのくらいの金額が、どのような目的で支払われたのか、個人的にも強い関心があります。

10月5日(月曜日)

残念な結果

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