東京都では、脳卒中救急搬送体制を強化し、「東京都脳卒中急性期医療機関(病院)」のリストを毎月1日付けで更新しています。
 ご承知の通り脳卒中は、がん、心疾患に続いて、都民の死亡原因の第3位であり、生命が助かったとしても後遺症の残る可能性の高い疾病です。後遺症は本人だけではなく、介護する家族などにとっても深刻な問題です。
 一般的に脳卒中には、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血がありますが、脳梗塞については大変有効な薬剤(t-PA・アルテプラーゼ)が投与され、優れた効果を上げています。
 しかし、この治療は発症後3時間以内に行なう必要があり、文字通り早ければ早いほど、後遺症が残らないといわれています。
 つまり、発症(急激に起こった手足の麻痺、ろれつが回らない、意識障害など)判断、速やかな119番通報、救急隊の搬送などが重要なポイントになります。
 ところで、この医療機関に参加している病院は155あります(2月1日現在)が、この数字は都内指定二次救急医療機関の約6割になります。三次救急である救命救急センター(都内23カ所)を持っている病院はすべて参加していますし、これらの病院全体で受入体制を確保しています。
 ちなみに、杉並区と中野区の地域では、河北総合病院、東京警察病院、中野総合病院などが参加していますし、3ケ所ともt-PAを実施しています。
 ただ、杉並区内7箇所の二次救急病院の中では河北総合病院だけであり、他区市と比べても大変低い割合で不安は残ります(隣接区市では、世田谷区5カ所、中野区3カ所、練馬区3カ所、武蔵野市4カ所、三鷹市2カ所をそれぞれ確保)。繰り返しますが、都内に155カ所あって、杉並区内には僅か1ケ所だけです。
 その意味でも、「杉並区内に救命救急センターを誘致、整備を」という政策の重要性がご理解いただけると思います。
 このことについて、関係機関や区民の皆さんと連携しながら、実現に向けて活動を進めていきます。
(写真:中野区と杉並区の区境にある東京警察病院)

2月16日(月曜日)

脳卒中救急
搬送体制


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