今月14日の朝日新聞の一面に、「大企業の非正規大量解雇、許されない」とのタイトルで、高木剛連合会長のインタービュー記事が掲載されました。
 労働団体トップのインタービューが全国紙一面に載るのは珍しいことだと思いますが、お読みになった方も多いと思います。
 冒頭から強い調子で経営サイドを批判しています。記者の「非正規労働者の大量解雇に歯止めがかからないが」との質問に、次のように答えています。
 あってはならんことだ。一番頭に来ているのは、トヨタ自動車やキヤノンなど、中小に比べて体力のある大企業が、次々と非正規の人たちを大量に減らしていることだ。満期を待たずに中途解約する例も多い。数カ月の雇用すら継続できないほど、切迫しているのか。御手洗冨士夫・日本経団連会長は会見で「苦渋の選択」と言ったが、「苦渋」の中身が全く伝わってこない。
 仕事がないのに雇い続けろとまでは言わないが、在庫を持たないのと同じ感覚で人を安易に解雇していいのか。雇用全体の議論をしようと、2カ月以上前から経団連に申し入れている。「アメリカのせい」「あとは政府よろしく」じゃ許されない。
(以上、当日の朝日コムから引用)
 また、今日の不安定な雇用状況を招いた原因が連合にもあるのではとの問いには、いくつか現状を上げながら“懺悔(ざんげ)”したいとまで言われています。
 高木剛さんの前職は、UIゼンセン同盟会長です。私を支持していただいている組織ですが、数人から数万人までの組合が加盟しており、業種業態もとても多岐にわたった企業が集まっています。
 会長自身も大手組合のご出身であり、同時に長い間、中小企業を含む労働運動を指導してきただけに、相当な苦悩をお持ちではないかと思います。
 写真はこの記事が出る数日前、UIゼンセン同盟本部で、偶然会長とお会いしたときに撮ったものです。左手がさりげなく私を支えてくれています。

12月18日(木曜日)

高木連合会長
の苦悩


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