読書の時間もあまりありませんが、最近読んだ本で一番面白かったのは、写真の「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」でした。
 著者は映画評論家でもある町山智浩さんですが、この本はベストセラーになっています。私は運良くネットで入手しましたが、現在では購入に時間がかかるようです。
 ネタばれになってしまうので、詳しい内容は書きませんが、現代の“悩めるアメリカ”を知り、日本ではあまり報道されない政治、経済、宗教、軍事、医療制度、メディアを理解するには最適の本かもしれません。
 一つの話題が数ページごとにまとまっており、とても読みやすくなっています。
 アメリカは常に“敵”を追い求め、そのことを求心力にして“国家”を維持している国ですが、同時に“アバウト(いいかげん)”であるといえます。
 いまや「アメリカン・ドリーム」の時代は終わり(あるいは非常にいびつな夢に変形し)、驚くほどの格差が拡大しているアメリカに将来は期待できないようです。
 私は基本的に日米安全保障条約を堅持し、多少嫌なことがあっても、この国とはお付き合いを続けなければいけないと思っています。 
 しかし、ブッシュ大統領の8年間の罪はあまりにも重いと言わざるを得ません。特に、イラク(フセイン)への攻撃の理由は今でも分かりません。(文芸春秋 税込1050円)

10月25日(土曜日)

ユニークな一冊

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