9月19日、リーマン・ブラザーズ証券株式会社と関連企業は、東京地方裁判所から民事再生手続の開始決定がされました。破綻です。
 そのおもな原因は報道されている通り、サブプライムローンによるものですが、土日の報道番組でもそのことは伝えられていました。
 写真後方の六本木森ビル31階にオフィスがあるそうですが、この会社は社会常識から見てとても不思議です。
 破綻が報道された日、社員の皆さんはオフィスを背景に“笑顔”で写真を撮っていました。自分の会社が潰れた悲壮感がまったくありませんでした。次の企業からオファーがきているのでしょうか。
 なんといっても、電話とキーボードだけで、20代や30代で年収数千万円、一発当てればボーナスが億を越えるそうですから。
 辛口のコメントで知られる勝谷政彦さんは、「リーマンがやっていることは、昔の天下一家の会や豊田商事と同じネズミ講だ。人の金で博打をやっている。社員にモラルのかけらもない」と言っています。
 ところで、辛うじて残っているリーマンのホームページでは、この会社のCSRが「社会貢献活動」のタイトルで掲載されています。
 詳しい内容はこちらをクリックしてご覧いただきたいのですが、なぜこの会社はここまでボランティアなどの社会貢献をしているのでしょうか。
 もちろん、キリスト教の慈悲の教えもあるでしょう。しかし、私は仕事や業務そのものに、何か後ろめたいものを感じていて、その贖罪ではないかと思うのです。
 企業の最大のCSRとは、“税金を国家に支払うこと”であり、社員、地域社会(工場や店舗などの周辺)、株主の地位を向上させることです。
 リーマン・ブラザーズの破綻は、日本経済にとって悪い影響はありますが、「額に汗して働く」ことがどんなに尊いかを教えてくれたのかも知れません。
 別に機会に整理して書きますが、レバレッジや投資銀行の役割は終わっているような気がします。「金融工学」そのものが破綻です。

9月22日(月曜日)

リーマン・ブラザーズ
の破綻


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