予算特別委員会で、新銀行東京への400億円追加出資が決まったときほどは、報道されませんでしたが、ご承知のように、先週の金曜日の都議会第1回定例会最終日に、正式にこの議案が自民党と公明党の賛成で可決されました。
 上の写真はその瞬間です。起立しているのが、自民党(手前)と公明党(奥)の議員です。私は“↓門脇”のところに座っています。
 この問題については、今まで数回にわたり、自分の考え方を含めて報告していますので、重複は避けますが、都知事や幹部職員には、次のような思いがあったように感じます。
 近年の東京都の税収入はとても順調に推移している。隠れ借金もなくなり、各種基金にもかなりの金額を積んでいる。これからも数年間はこの状況が続くだろう。400億円は大金だが、都議会も“この程度”だったら認めるのではないだろうか。
 実際、税収入は5年間で約1兆5千億円伸びています。つまり、純増で年間に3千億円アップしているのです。
 でも、私も駅頭などでお話していますが、都民の皆さんやお勤めの企業からいただいているお金は「血税」なのです。そのことを忘れてしまっては、「公僕」とはいえないでしょう。「首都公務員」の誇りはどこに行ってしまったのでしょうか。
 それと今回特に感じたのは、「悪い情報」を組織上部に報告しなくなっていることです。民間企業でもまったく同様ですが、このことで組織は間違いなく腐っていきます。
 風通しが良く成長している企業の責任者は、「良い数字や情報は要らない、職場の悪い環境や売り上げ数字を伝えてくれ」と指示していると思います。
 その意味でも繰り返しますが、今回の追加出資決定は残念で仕方ありません。しっかりとしたチェックが必要です。
 この議案の採決は「記名投票」になりました。都議会では初めての経験です。賛成は白、反対は青の札(ふだ・写真右下)を投票します。
 投票総数は122、白の賛成は67、青の反対は55でした。通常でしたら、議会局長がこの数を読み上げたとき、拍手が起こるのですが、自民党と公明党のそれはほとんどありませんでした。複雑な想いなのでしょう。
 なお、民主党は、石原都知事に対して「問責決議」を提出しましたが、自民党、公明党、共産党などの反対により否決されました。
 これは想像ですが、石原知事も多分、否決されて良かったというよりも、「民主党もそれなりに最後の意地を見せたな」と思っていたような気がします。
(写真左下:「今日はプレスのカメラが多いな」と振り返ったところを、東京新報の松原記者が撮ってくれました)

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3月31日(月曜日) 新銀行東京追加出資可決