新聞やテレビで報道放映されているように、昨日の午後から、新銀行東京の再建計画説明会が行なわれました。
 写真正面左から3番目の方が、代表執行役の津島隆一さんで、前・東京都港湾局長です。
 私が昨年所属していた経済・港湾委員会は、港湾局を所管していました。有能な幹部職員である津島さんと、このような形で再会することは大変に残念でした。
 私も、他の金融機関に対するこの銀行の売却などの要請について質問しましたが、同僚議員のそれを含めて、十分な回答はありませんでした。
 以下、今週の駅頭で配布しているプレス民主号外に載せた文章を紹介します。
 
 新銀行東京は、ご存知の通り、2005年4月に中小企業の貸し渋り対策として、石原都知事のリーダーシップのもと設立された銀行です。
 当時中小企業は資金繰りに大変苦しんでおり、そのような背景において、私は設立の理念は正しかったと思っています。しかしその後の経営は思わしくなく、また融資基準が非常にあいまいで、かなりずさんな経営をしていたことが判明しています。
 知事は、昨年9月の中間期末で累積赤字が936億円まで膨らんでいるこの銀行に対し、400億円の追加出資を行い、「不退転の決意で必ずこの銀行を再建します」といっています。
 しかし、今後店舗の閉鎖や人員削減を行うことで、経営をもちなおさせるといってはいますが、450名いた社員を120名に削減し、本当に銀行業務がおこなえるのでしょうか?ひき受け手の銀行を探したことも公表していますが、ひき受け手の見つからなかった銀行に都民の血税を400億円も注いでよいものなのでしょうか?
 もちろんNO!です。まず、追加増資をするためには、都議会での合理的説明が必要です。それがなければ、同意は得られないでしょう。きちんと総括し、現状をきちんと把握するべきです。
 なぜこれほどまでに赤字が膨らんだのか?どの部分の融資がこげついたのか?そして、再建する為の増資なのですから、今後の経営計画を明確にしなければなりません。
 今の再建計画では平成23度年には黒字に転じるとされていますが、その根拠があいまいです。それに対し、ごまかしがあれば、それは背任行為です。先日の代表質問に対する知事の答弁は残念ながら、納得のいくものではありませんでした。
 私は石原都知事の行った施策がすべて悪いとは思っていませんし、むしろ強いリーダーシップのある知事だったからこそ実現できたことも少なくありません。
 ただし、新銀行東京は別です。追加出資をして、破たんでは、それは一般企業では通用しません。バブル後、高い利子をつけて国に返済しなければいけない公的資金を投入された銀行ですらも、社会的制裁を受けました。
 新銀行東京が、追加出資をうけることで、経営がよくなり、株価があがるなら追加出資を受けてもいいと思います。しかし、知事がただ、「俺を信じろ」といって強引にすすめ、破たんしたら、それは大変な問題です。
 血税を無駄にし、さらに破たん処理のために税金が投入されるのです。私は、「勇気ある撤退」の決断を強く望みます。

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3月7日(金曜日) 新銀行東京再建計画説明会