「サダム・フセインは偉かった」は、元産経新聞の記者であった、高山正之さんが書いた辛口のエッセー集です。
 週刊新潮に連載中のコラム「変見自在」を単行本化したもので、熱烈なファンも多いようです。
 出版社のコメントは、次のように書かれていました。
 “アメリカ、中国、朝日新聞etc──。
 世の中、とかく正義を口にする者は多い。
 「我こそ正義!」のアメリカは、平気で日本へ原爆を投下し、
 せっかくイスラム世界の不合理正した偉人サダム・フセイン
 も殺してしまう。
 中国もしかり。自分たちは正しく、悪いのはすべて日本だと。”

 どのように読まれるかは分かりませんが、“溜飲が下がる”気持ちになる文章も少なくありませんでした。
 「警視庁情報官」は、警備公安警察を経て、内閣官房に勤務した、濱嘉之という著者の作品ですが、この名前はもちろん仮名です。
 また、お馴染みの「本作品はフィクションであり、実在の人物、組織、事件とは一切関係ありません」とありますが、私は、実在の人物や団体を思い浮かべながら読みました。これが楽しかったですね。都議会も登場します。
 公安警察内部のことが詳しく書かれていますが、ひょっとしたら、これを書いたのは・・・。しかるべき機関の了解はあるのでしょう。
 最近は公安警察を題材にした小説も多くなりましたが、外事関係の展開にボリュームがあります。
 究極の公安警察の使命は別の所にあるような気がしますが、さすがにそれらの監視対象については、書くことが難しいのでしょうね。

12月22日(土曜日)

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