10年前の3月20日、私は区立東田中学校の卒業式に出席していました。
 卒業式も無事に終了し、来賓席から退席しようとしたとき、教頭先生から、「地下鉄荻窪駅でテロが発生しました。お帰りは十分に注意してください」とのアナウンスがありました。
 死者12人、重軽傷者約5千500人の被害がでた、オウム真理教犯行による「地下鉄サリン事件」です。霞ヶ関周辺は悪夢のような無差別テロに見舞われました。私もすぐに地下鉄南阿佐ヶ谷駅に行きましたが、駅構内は水で洗い流してありました。
 現在でも、多くの方々が後遺症に苦しんでおり、風化させてはいけない重大な犯罪です。
 1990年の総選挙に、オウム真理教は25人の教団幹部を立候補させましたが、全員落選しました。特に旧東京4区(杉並区・中野区・渋谷区)では、教祖の麻原彰晃が候補者でした。阿佐谷駅や荻窪駅の改札口を出ると、麻原のハリボテを被った信者がたくさんいて不気味な雰囲気だったことを覚えています。オウムが過激路線に転換した理由の一つが、この衆議院選挙での大敗北と言われています。
 イスラム過激主義のテロが世界を恐怖に落とし入れているとき(本来のイスラムの教えは寛容なものなのですが)、あらためて、政治と宗教の関係について考えなければならないと思います。
(写真は今年の東田中学校の正門前)

3月24日(木曜日

地下鉄サリン事件
から10年


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