「そうは言いますけど、景気が良くて民間企業が元気の良い時代には、地方公務員の人気はなかったですよね」
 地方公務員はリストラもなく、関連会社への出向・派遣もなく、成績主義もなくてうらやましい、という会話に対する“お約束”の返答です。
 もちろん、厳しい財政状況の中、各自治体は以前のような“甘い環境”にはありません。行政改革を推進するために、懸命の努力をしています。(民間企業と比べれば、その努力が足りないとの声も多いのですが・・・)
 ところで、東京23区の特殊性については昨日も報告しましたが、人事制度、とりわけ、採用試験制度の改善が必要との立場から考えを書きます。
 細かいことは省略しますが、23区職員の採用試験は、「特別区人事委員会」という団体が仕切っています。
 つまり、各区では独自に採用試験は行なっていないのです。(保育士・栄養士・看護士・技能系作業員=学校の用務・給食などは、各区で採用しています)
 制度として、人事委員会が実施する第1次試験に合格した後に、今度は各区の面接などがあります。
 本人の希望する区は聞いてもらえますが、必ずしもその区に入れるとは限りません。
 今まではこの制度でも良かったかも知れませんが、現在は住民の皆さんへの行政サービスも各自治体によって、かなりの濃淡が生じています。この傾向は不十分とはいえ、「三位一体の改革」が進むとともに顕著になっていくはずです。
 杉並区の人口は51万人以上、職員数も4千人を超えていますが、受験生の杉並区志望数は大変に多い聞いています。
 このような状況の中で、優秀な人材を確保するためにも、23区一体の採用試験制度は見直すべきと思います。

(写真:人事委員会の上部団体のような?特別区人事・厚生事務組合の記事も載っている月刊誌「区政会館だより」 昭和34年当時と現在の六本木交差点の比較写真が興味を引きます)

8月25日(水曜日)

試験制度の改革を!

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