杉並区を始めとして、東京の23区はなぜ“特別区”なのでしょうか。
 言うまでもありませんが、特別区は横浜市磯子区や京都市右京区の“区”とは、基本的に異なっています。
 いろいろな理由がありますが、その昔、“東京市”があった頃からの名残があるようです。当時は、上記の政令市と同様の位置付けだったのでしょう。
 今でこそ、一般的な生活を営んでいく上で、“市”と“特別区”の違いを感じることはほとんどありません。
 しかし、私が初当選した昭和58年ころは、何となく「23特別区は東京都の内部団体=都が本社で区は支店)」的な雰囲気が一部ですがありました。
 これは長い歴史の中で、「大都市一体行政」の考えから、本来は“市”がやるべき仕事を東京都に限って、都がやっているということです。
 例えば、上下水道、救急消防などに代表される事業です。清掃については、細かいことは省きますが、5年前から23区に移管になりました。
 ややこしいのは、同じ東京都の中の自治体でも、三多摩地域の“市町村”と都の関係は、道府県と市町村との関係と変わりありません。(一部の例外を除く)
 上記の通り、23区の本来の仕事を都が担当していますので、その分、市町村の貴重な財源である「固定資産税」などを、東京都に“上納”(言葉は良くありませんが)して、一定の割合で“還付”を受ける制度になっています。 
 これを「都区財政調整制度」といっていますが、実は、この制度には多くの問題点があって・・・。
 また、次の機会に明らかにしていきたいと思います。

(写真:東京都庁第一庁舎と手前の都議会棟)

8月24日(火曜日)

東京都と23特別区

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