昨日、杉並区議会医療問題調査特別委員会の視察で、大手町にある東京消防庁に行ってきました。
 この委員会の調査事項は「救命救急医療問題を中心とする区内総合医療体制に関する調査・研究」です。
 まず、災害救急情報センターについての説明を受けました。このセンターで都民からの「119番」を受信しています。センターは都内に2ヶ所(23特別区・多摩地区)あり、相互に接続して災害等の受付から出場(出動ではなく)指令、消防活動まで、情報のネットワークと災害救済システムにより効果的な運用を行っているそうです。以前は内部を見学ができたのですが、テロ攻撃を警戒して現在はできませんでした。
 そして、資料に基づいて、救急隊の配置状況、出場件数、救急業務の沿革、救急救命士の活動などについてお話を伺いました。
 興味深かったことをいくつか書きます。
●説明を受けたのが10時30分頃。この時点で東京都全体の救急隊の出場状況は86%。(151隊中、130隊がサイレンを鳴らしている!) 蒲田の患者を渋谷の救急車が運んだ。
●平成15年の東京都全体の救急車出場は66万件。(すごい!) 救急隊員は食事の時間もない。
●街頭生活者(ホームレス)は、病院に運んでも“脱出”してしまうので、なかなか受け入れてくれない。
●結核の患者を医療機関に搬入した時、50ヶ所以上の病院に断られた。
●薬物中毒による精神障害患者が大変に増加している。
●携帯電話での通報は24%。(火災を含む) 対応は早いが発生場所の確認が難しい。(一般電話と違って発信地表示ができない)
 午後からは、杉並消防署に移って視察を継続しましたが、それについては明後日に報告します。

(写真左は、消防車や救急車の出場状況を示す電子パネル。右は消防庁のヘリコプター前で。伊豆諸島からの移送は東京消防庁が、小笠原諸島からは自衛隊が担当しているそうです)

2月3日(火曜日) 消防庁の救急活動(その1)